香港の夜景 香港の風景

香港の夜景 香港の風景香港 ビクトリアピークから見る夜景 香港の風景

東京23区の約2倍ほどの面積のエリアに、高さ100メートルを超えるビルの数が実に2300以上、という高層ビルが密集する場所として知られる香港。かつては「香木」を運び出す「港」であったこの場所は、アヘン戦争(1839年~1842年)の後、1997年に中国に返還(および譲渡)されるまでの150年以上にわたりイギリスの植民地として発展、今も東京やロンドン、ニューヨークと並ぶ世界経済の重要都市であるのは周知の通り。金融都市としての顔と共に、世界でも有数の観光都市としての顔も持っており、2012年には約2380万人もの観光客が香港を訪れている。

広東料理、四川料理、北京料理、上海料理の「中国四大料理」をはじめとする中華料理は当然のこと、歴史的な背景もあって欧米の料理を出すレストランも多く、さらには日本料理やインド料理、タイ料理、韓国料理、インドネシア料理、ベトナム料理、フィリピン料理など、世界中の美食が食べられるのも観光客に人気の理由の一つ。そしてもちろん、「100万ドルの夜景」とも称され、函館、ナポリと並ぶ「世界三大夜景」の一つに数えられる壮観な夜景も観光客に人気の理由だ。写真は数ある香港の夜景スポットの中でも最も有名な「ビクトリアピーク」から見る香港の夜の景色。人が一人で出来ることは限られているが、その「人」が集まった時に生み出す力、知の集積、技術の結晶といったものが、ある一つの形となって眼前に広がっているような圧倒的な風景だ。