朝のレーの町の風景 インドの風景

レー市市場通りを掃く人々 インド ジャンムー・カシミール州レー地方 レー市場通りを掃く人々 インド ジャンムー・カシミール州レー地方レー

壮大なチベットのポタラ宮のモデルとなったとも伝えられるレー王宮がある「レー」は、ヒマラヤ山脈とカラコルム山脈に挟まれたインド北部の乾燥した山岳砂漠地帯にある町。標高3,650メートルと富士山山頂にせまる高所にある町で、夏場は25度前後まで上がる日があるが、冬(10月~4月頃)の最低気温は氷点下を下回る日も多く、特に1月の平均最低気温はマイナス14度ととても寒く乾燥した場所だ。

レーのあるラダック一帯は、現在でこそレー空港を利用した空路で行き来できるものの、かつては悪路を通り峠を越えてようやくアクセスすることが出来る地域であり、レーはこの一帯の中心都市として、交通の要衝として、交易(商業)を中心に栄えてきた。この地に多く暮らす人々はチベット系の人々が多く、チベット仏教の中心地の一つとしても知られている。写真はそんなレーの町の風景を切り取った一枚。