リトアニアの美しい冬の夕暮れ
バルト三国の一つリトアニアの第四の都市シャウレイは、リトアニアの北部にある人口約13万人弱の町。公式の記録では1236年に出来た町で、当初はドイツ騎士団やリヴォニア騎士団の襲撃に対する防衛の拠点の一つとして作られたといわれる場所だ。その後は農業中心の集落として発展、時代と共に町は大きくなり、いつしか教育と文化の中心地に。第一次世界大戦前にはリトアニア第三の都市となった。市街地の85パーセントが焼失したといわれる第一次世界大戦、さらにはドイツ軍に占領された第二次世界大戦、さらに長期にわたるソ連の占領を経て、ソ連の崩壊に伴って1990年にようやくリトアニアが独立をはたし、2000年代に入ってショッピングセンターが幾つも作られるなど、シャウレイの町も発展を遂げている。今日の写真はそんなシャウレイの町のそばにある森で撮影されたもの。冬の夕暮れの柔らかな風景。