ライン川と夜のケルン大聖堂 ドイツの風景
ドイツの西側に位置するケルンは、ベルリン、ハンブルク、ミュンヘンにつぐドイツ第4の都市。古代ローマのコロニア(植民都市)として作られたのがそのはじまりといわれる長い歴史を持つ町だ。そのケルンの町の最大のシンボルにして、ドイツを代表する荘厳な聖堂が「ケルン大聖堂」。高さ157メートルの大聖堂は、1884年にアメリカのワシントンDCに高さ169メートルのワシントン・モニュメント(ワシントン記念塔)が完成するまで、建築物としては世界で最も高い建物であったもの。建物はノートルダム大聖堂やカンタベリー大聖堂と同じゴシック様式(12世紀後半から15世紀にかけての代表的な建築様式)で、ゴシック建築の建物としては世界最大。ライン川沿いに佇むその姿は一度見たら忘れられない迫力と美しさを兼ね備えている。