世界の美しい風景 クリスマス・シーズンのブラショヴ ルーマニアのクリスマスの風景

冬のブラショヴの町 ルーマニアの風景冬のブラショヴの町 歴史博物館(カーサ・スファトゥルイ)とスファトゥルイ広場のクリスマスマーケット ルーマニアのクリスマスの風景

ルーマニアのほぼ真ん中に位置するブラショブ(ブラショフ)は、首都ブカレストから北の方角に直線距離にして約140キロメートルほど、周囲を南カルパティア山脈(トランシルヴァニアアルプス山脈)とカルパティア山脈に囲まれた「トランシルヴァニア地域」に位置している町です。ルーマニア国内では6番目となる約24万人の人々が暮らしています。

中世以前からの古い歴史を持つ町で、町の中には今も歴史と伝統を感じさせる教会などの古い建物が幾つも残っています。この町の美しさは、様々な場所を訪れた旅行者をして「今までに訪れた町の中で一番美しい町」といわしめるほど。特に500年以上に渡ってこの町の行政機関がおかれていた「カーサ・スファトゥルイ」(今は歴史博物館になっています)と呼ばれる旧市庁舎や、ルーマニアで最大といわれる、ゴシック様式の荘厳な「黒の教会(黒教会)」などがある旧市街の広場「スファトゥルイ広場」とその周辺地域の美しさは特筆もの。大都会とは異なり、特にこれといった特別なエンターテイメントはないながら、むしろ日がな一日広場に面したカフェでのんびりしたり、あてもなく散策したり、ゆっくりのんびりと歴史を感じながら過ごすのにはもってこいの町です。

写真はそんなブラショブの雪が舞うクリスマス時期の夕方の風景。歴史博物館(カーサ・スファトゥルイ)とスファトゥルイ広場のクリスマスマーケット、そしてクリスマスツリーが雰囲気を盛り上げます。超高層ビルが立ち並ぶ大都会の雪の景色もそれはそれで綺麗であったりもしますが、やはり歴史のある中世の町の雪の風景はとても趣があって素敵です。