「アドリア海の真珠」夕暮れ時のドブロヴニク クロアチアの風景

夕暮れ時のドブロヴニク クロアチアの風景夕暮れ時のドブロヴニク クロアチアの風景

ヨーロッパに数ある町の中でも、中世の頃の面影を残す伝統的な古い都市として、指折りの人気を誇るクロアチアの南部、アドリア海に面したドブロヴニク(ドゥブロヴニク)。

世界遺産にも登録されているこの歴史的な都市は、周囲をアドリア海の輝く青い水に囲まれ、その壮大な城壁、石畳の通り、そして歴史的な建築物と、町全体が「美」で出来ているかのような素晴らしさ。まるで時間が止まったかのような、その景観は訪れるものを魅了します。

ドブロヴニクの最も象徴的な存在は、やはり周囲を取り囲む中世の城壁です。この壁は最大で高さ25メートル、長さ約2キロメートルにわたって町を取り囲むようにして築かれ、長い間この町を守ってきました。かつての防御・防衛の要は、今や街の景観にはなくてはならないものとして、そこに存在しているのです。城壁の上から見るドブロヴニクの旧市街は、まるで別世界に迷い込んだかのような感覚を覚えます。

ドブロヴニクの中心は旧市街。このエリアは、狭い通りが迷路のように入り組んでおり、それぞれが歴史的な建造物や小さなカフェ、ショップへと続いています。特に有名なのはストラドゥン通り(プラツァ通り)で、この石畳の通りは、旧市街のメインストリートとして賑わっています。また、ルジャ広場は市の中心であり、スポンザ宮殿、聖ブラホ教会といった美しい教会や修道院、歴史的な建物に囲まれた素晴らしい場所です。

ドブロヴニクのもう一つの魅力は、なんといっても豊かなその食文化でしょうか。新鮮なシーフード、地元のワイン、伝統的なクロアチア料理を楽しむことができます。地中海の恵みを存分に活かした料理は、訪れる人々の心を満たしてくれます。

写真はそんなドブロヴニクの夕暮れ時の絶景を写した1枚。一人旅も気ままで楽しいものですが、こんな美しい町は好きな人と訪れるといつまでも記憶に残るかもしれませんね。