夕暮れの上海の街並み 中国の風景

夕暮れの上海の街並み 中国の風景夕暮れの上海の街並み 中国の風景

人口2000万人超、北京や重慶などと並ぶ中国を代表する大都市の一つ「上海」。その歴史はとても古く、今から3000年以上前の周の時代に始まったといわれる。小さな漁村から発展して次第に商業港(1200年代頃)として重要な場所となり、幾つもの租界ができ「魔都」とも呼ばれた19世紀末から20世紀初め頃の時代を経て、今やロンドンやニューヨークと共に世界的な金融都市として発展を続けている都市だ。

経済規模でいえば北京を抜いて中国でもトップの「上海」。空港から町へはリニアモーターカー(上海トランスラピッド)が結び、高速道路が張り巡らされ、夜景でよく知られる最大の繁華街「外灘(ワイタン)」をはじめ町のそこかしこに新旧のビル群、見上げるほどの超高層ビルが林立、歴史と未来が入り混じったような不思議な魅力・雰囲気に満ちた都市だ。

写真はそんな上海の夕暮れの風景を切り取った一枚。活気があって健全な「昼」から、賑やかで楽しさと独特の緊張感が交差する大都市の「夜」へとその姿を変える、時の境目に見せる都市の容貌。