レインボーマウンテンの風景 ペルーの風景

レインボーマウンテンの風景 ペルーの風景レインボーマウンテン(ビニクンカ・Vinicunca) ペルーの風景 

ペルーのクスコから日帰りで行かれる距離にあるビニクンカ、通称レインボーマウンテンは、その名の通り、虹のような見た目をした不思議な光景が見られる山。まるでペイントしたかのような色とりどりの山肌は、それぞれ異なる地質からなり、奇跡の様な偶然を経て綺麗に色分けされた状態で地層が盛り上がって山になったものだ。クスコから日帰りの距離とは言えども実際のアクセスは中々大変で、そもそも一般の人なら高山病になってもおかしくない標高4000メートルのクスコから、さらに標高5100メートルまで上がって行かなくてはならない。標高5000メートルといえば、海抜ゼロメートル地点と比較すると酸素濃度は約半分。少し動くだけでも息が上がってしまう高度だ。富士山の頂上に立ったことのある方なら、空気が薄くなると体がだんだん思う様には行かなくなる感じを味わったことがあるだろう。その富士山よりも1000メートル以上、高い場所。過酷な条件をクリアした者のみが見る事の出来る風景が、この不思議で感動的な風景なのだ。(とはいえ、現在はルートが整備され、何時間も歩くことなく、比較的手軽に行かれるようになっている。もちろん、高度順応と、薬など高山病予防のための準備は忘れずに。)