フランス領ポリネシア、モーレア島の日没

フランス領ポリネシア、モーレア島の日没フランス領ポリネシア、モーレア島の日没

18世紀に世界の海を巡り、海洋史のみならず山名などにもその名を残すジェームズ・クック。ハワイをヨーロッパに紹介したり、南極圏へ探検に行くなど、その功績は歴史に刻まれているが、そのクックが1769年の第一回航海の際に訪れているのが、南太平洋のタヒチ島だ。

ゴーギャンが暮らし、創作を行ったことでも知られるこのタヒチ島は、1843年にフランスが領有を宣言し、1880年にフランスの植民地となって以来、「フランス領ポリネシア」となっている。

そのタヒチ島も属するソシエテ諸島には、テティアロア島、フアヒネ島、ボラボラ島、ライアテア島、タハア島、ツパイ島などがあるが、そのうちの一つ「モーレア島」はタヒチ島から北西に18キロメートルほどの場所に位置する島。 周囲をサンゴ礁に囲まれた、台形をさかさまにしたような形の島で、17000人ほどの人が暮らしている。周囲の美しい海で楽しむカヌーや水上スキー、カイトサーフィンなども人気だが、この島にもう一つの魅力は緑あふれる大自然。タヒチ島同様火山性の島であるこのモーレア島は、海からは「大聖堂」のように見えるともいわれる、鋭くとがった山が聳えていて、家族ロビンソンのような、南の島の緑あふれる大迫力の絶景を満喫できる。

写真はそんなモーレア島の夕暮れの風景。些細な悩みなど吹き飛ばされてしまいそうなほどの大迫力の絶景