ヤシの木と夕暮れのビーチ ニューカレドニア

夕暮れの砂浜の風景 ニューカレドニアの風景夕暮れの砂浜の風景 ニューカレドニアの風景

ニューカレドニア

イギリスの海洋士官で探検家としてその名を知られるジェームズ・クック(キャプテン・クック)(1728年~1779年)により、ヨーロッパに知られるようになったニューカレドニア島は、古ラテン語で「新しいスコットランド」を意味する。その名の由来は、クックがニューカレドニア本島(グランドテール島)を見つけた際、その山がちな光景がスコットランドを思わせたからだという。現在フランス領となっているニューカレドニアは、フランス語で本土を意味するグランドテール島と呼ばれるニューカレドニア島と、リフー島、マレ島、ウベア島、ティガ島、およびウォルポール島からなるロイヤルティ諸島で構成されたエリアで、オーストラリアから見て東におよそ1,200キロメートル、ニュージーランドからみておよそ北西に約1,500キロメートルの場所に位置している。

ニューカレドニアといえば、美しいサンゴ礁が有名で、実際に「ニューカレドニア・バリア・リーフ」は世界で一番の長さを持つ有名なオーストラリアの「グレート・バリア・リーフ」についで二番目の規模を誇り、「ニューカレドニアの礁湖:サンゴ礁の多様性と関連する生態系」として世界遺産にもなっている一方、首都ヌメアのある本島は、面積約16,372平方キロメートルで、標高1,628メートルのパニエ山を筆頭に1000メートル以上の山々が聳え、世界の4分の一ともいわれる埋蔵量を誇るニッケルを産出する鉱業の島でもある。島の東部には熱帯雨林が生い茂る一方、西部は乾燥していて乾燥林が見られ、数多くのニューカレドニア独自の昆虫、爬虫類、鳥類、そして植物が見られる、多彩で自然豊かな島だ。

写真はそんなニューカレドニアの美しい海岸の風景。夕暮れ時のロマンチックな光の中、静かに波が寄せては返す穏やかで心休まる風景。