夜のサンチャゴ砦とフンシャルの町並み マデイラ諸島 ポルトガルの風景

夜のサンチャゴ砦とフンシャルの町並み マデイラ諸島 ポルトガルの風景夜のサンチャゴ砦とフンシャルの町並み マデイラ諸島 ポルトガルの風景

世界最高のサッカー選手とも評されるクリスティアーノ・ロナウドの出身地として知られる「マデイラ島」のフンシャルにあるサンチャゴ砦は、16世紀から17世紀頃に築かれた砦。周辺海域を荒らしていた海賊から町を守るために築かれたともいわれる要塞だ。ポルトガル本土からは約1000キロメートル離れた大西洋の沖合にあるマデイラ島は、1801年にはイギリス軍に占領されるなど、大陸から離れた「島」ならではの「時代時代の力」に振り回された島だが、このサンチャゴ砦も幾度もの改修・改築が行なわれている。砦としての機能が必要となくなった現在では、マデイラの歴史を知る建物の一つとして訪れる観光客の興味を惹きつけている。青い海と輝く太陽、咲き誇る花々と様々な果物、そして世界的に知られる「マデイラ・ワイン」。「大西洋の真珠」と呼ばれるマデイラ島のまた少し違った一面を見る事が出来る建築物だ。