雪に覆われたアルボルズ山脈とテヘランの風景 イランの風景
イランの首都テヘランと世界最大の湖「カスピ海」の間に位置するアルボルズ山脈は、最高峰のダマーヴァンド山(標高5610メートル)を中心に山々が連なる山脈。中東の国イランといえば一般的な日本でのイメージだと暑い国というのがありますが、そもそも標高1000メートルを超える高原に位置するテヘランは、夏は乾燥して暑いものの、冬は意外に寒く、ましてや標高が5000メートルを超える山々には雪が降り積もり、その様子はテヘランからもはっきりと見えるのです。
写真はまさにそんなテヘランの町から見る雪を抱くアルボルズ山脈の風景です。アルボルズ山脈の雄大な姿と、新旧の建物が入り混じるテヘランの都市風景のコントラストがすぐれた風景です。
テヘランは、近代的な高層ビルと古い建築物が混在し、東と西の文化が融合した独特の雰囲気を醸し出している都市。市内から見上げるアルボルズ山脈の景色は、まるで絵画のように美しく、市民の日常生活の風景に落ち着きを与えています。夜になると、山脈に沿って広がるテヘランの光が星空に映え、都市と自然の調和が一層際立ちます。アルボルズ山脈とテヘランの風景は、自然の壮大さと都市の活気が見事に調和した景観なのです。