雪のリガ旧市街の風景 1月のラトビアの風景
バルト海沿岸に位置し、北のエストニア、南のリトアニアと共に「バルト三国」の一つとして知られるラトビアは、面積約6万5千平方キロメートルほどの国土に200万人弱の人々が暮らす国。紀元前2000年頃に人が住みついてから、ヴァイキング、リヴォニア騎士団、スウェーデン、ポーランド、そしてロシアと、ヨーロッパの他の小国同様、時代に翻弄されてきた歴史を持つ。そんなラトビアがようやく現在のような独立国となったのは、ソ連が独立を承認した1991年のこと。2004年にはEUおよびNATOに加盟し、2014年にはユーロも導入、西側諸国の一員として歩んでいる。そんなラトビアの首都リガは、「バルト海の真珠」とも呼ばれる美しい町で、リガ大聖堂や聖ペテロ教会をはじめ300におよぶ歴史的な建物が立ち並ぶ旧市街全体が「リガ歴史地区」として世界遺産に登録されている。
写真はリガの冬(1月)の風景。美しい町並みが雪化粧を施されて、普段の美しさとはまた一味違った趣のある風景となっている。