ナミブ砂漠の夕日 ナミビアの風景

ナミブ砂漠の夕日 ナミビアの風景ナミブ砂漠の夕日 ナミビアの風景

恐竜もまだ生きていた今から約8000万年前の白亜紀に出来た砂漠であり、世界最古の砂漠ともいわれる「ナミブ砂漠」は、アフリカの南部に位置する国「ナミビア」の沿岸部に、南北約1300キロメートル、東西約48~161キロメートル(場所による)、面積にして約50,000平方キロメートルのエリアに広がっている砂漠。

冷たい海流が流れている中緯度の大陸の西側の海岸部に出来る「西岸砂漠」もしくは「海岸砂漠(冷涼海岸砂漠)」と呼ばれるタイプの砂漠で、ナミブ砂漠の西岸には寒流であるベンゲラ海流が流れており、偏西風はこの寒流の上空を流れる為、冷やされることで海岸付近の空気が冷たく山側が暖かく上昇気流が発生しにくいので雨が降りにくい、というメカニズムとなっている。そのため、年間降水量は、最も乾燥した地域で約2ミリ~10ミリメートル以下、降水量の多い地域でも約80~200ミリメートル。同じような位置条件にある南米のアタカマ砂漠と並び、世界で最も乾燥した場所の一つといわれる。

写真はそんなナミブ砂漠の向こうに沈みゆく夕日の風景。人類が生まれる遥か以前から、夕日は同じように沈んでいたかと思うと不思議な気分だ。