ブラチスラヴァ城 スロバキアの風景

ブラチスラヴァ城 スロバキアの風景ブラチスラヴァ城 スロバキアの風景

かつては「チェコスロバキア」として、隣国「チェコ」と一つの国家を形成していた「スロバキア」は、面積約49,000平方キロメートル、人口約550万人のスラブ語圏の国。ヨーロッパ大陸の中ほどにあるという立地の関係上、先史時代から様々な民族の侵入を受け、また王国や帝国の支配下となるなど、周辺国同様、その大きさや形が目まぐるしく変化してきた、複雑で激動の歴史を持つ国の一つです。

そんなスロバキアの首都ブラチスラヴァの中心にあって、街の歴史と共に歩んできた城が「ブラチスラヴァ城」。四隅に塔がそびえる、その独特の形から「ひっくり返したテーブル」または「ひっくり返した寝台」という別称も持つこの城は、その元となる砦が9世紀頃に築かれて以来、外敵の攻撃による破壊や火災による焼失などで修復や改築、増築、再建などを繰り返しながら、現在に至るというお城です。ブラチスラヴァのシンボルとして地元の人々に親しまれていると共に、ブラチスラヴァを訪れる観光客の目玉の観光スポットとなっています。