冬のケンブリッジ・コモン アメリカの風景

冬のケンブリッジ・コモン アメリカの風景雪のケンブリッジ・コモン(ケンブリッジコモン公園)の風景 アメリカの風景 アメリカ合衆国マサチューセッツ州ケンブリッジ

日本には10万ヶ所以上の都市公園があるといいます。その中には森林公園や昭和記念公園などのような広大な敷地面積を持つ公園もありますが、猫の額のような敷地面積しか持たない小さな公園も少なくありません。特に東京や神奈川、大阪といったような都市部では、土地も少ないので仕方ない面もありますが、家が立ち並ぶ中に無理やり公園を作ったようなびっくりするほど小さな公園も見かけます。さらにはそんな公園ですら、騒音問題などをきっかけに無くなる始末。

一方、欧米で「公園」といえば、大きな通りと通りの間や街角の小さなスペースに作られた公園もなくはないものの、基本的に周辺の人々を含む多くの人たちの憩いの場になっていて、敷地面積も大きな場所が多い印象。住宅街に無理やり作ったりしないせいか、(断言はできませんが)、騒音への苦情で行政が公園をなくしてしまう、なんて現象はあまりなさそうです。そういう意味では土地の狭い日本では公園の問題はどうしてもついて回る問題なのかもしれません。

写真は、アメリカのマサチューセッツにあるケンブリッジ・コモン公園の冬の風景。広さ3.4ヘクタールという広大な敷地面積を持つこの公園は、かつては牧草地であり、軍事訓練場でもあったといいます。ベンチとベンチの間にも余裕があり、瀟洒な街灯が立っていて、その上、木々も広場も遊歩道も全て雪に覆われている光景は、透き通るような美しさです。