バニョス・デ・アグア・サンタ エクアドルの風景

バニョス・デ・アグア・サンタ エクアドルの風景バニョス・デ・アグア・サンタ エクアドルの風景

南アメリカ大陸の北西部、コロンビアとペルーの間に位置するのがスペイン語で「赤道」を意味する国「エクアドル」です。広さは283,560平方キロメートルで、ニュージーランドより大きくフィリピンより小さい国土の中に約1764万人の人々が暮らしています。エクアドルは大きく分けて、西側の太平洋沿岸地域と、国内最高峰チンボラソ山(標高6267メートル)がそびえるアンデス山脈のある中央部、そして東側のアマゾン川の上流部にあたる熱帯雨林が広がるエリアにわけられますが、山がちな中央部にある都市が通称「バニョス」と呼ばれる「Baños de Agua Santa(バーニョス・デ・アグア・サンタ)」です。この町はチンボラソ山から直線距離でわずかに40キロメートルほどしか離れておらず、雄大な山々と谷間を流れる川、そして山間部に広がる都市の絶景で有名で、海外から観光客が訪れるのは言うに及ばず、エクアドル国内からも訪れる人がいる山間の観光地として知られているのです。絶景もさることながら、この町は「温泉保養地」としてその名を知られています。スペイン語が分かる方であれば、その名前を見た瞬間ピンときたかもしれませんが、「Baños de Agua Santa」は文字通り訳すと「聖なる水の温泉・風呂」の意。町は活火山であるトゥングラワ山の北麓に位置しており、温泉が湧きだしているのです。

写真はそんなバニョス・デ・アグア・サンタの絶景。湧き上がる雲と切り立った山の合間にある集落。「風の谷のナウシカ」の「風の谷」を彷彿させる絶景です。