夕暮れ時のオハウ湖 ニュージーランドの風景
日本と同じ「太平洋」に浮かぶ島国ではあるものの、南半球に位置し、二つのメイン・アイランドと小さな島々からなるニュージーランド。17世紀に海路はるばるヨーロッパからやってきたオランダ人により「発見」され、オランダの南西部に位置する州「ゼーラント州」に因み、ラテン語で「Nova Zeelandia」と最初に名付けられ、後にオランダ語で「Nieuw Zeeland」、そして英語で「New Zealand」と呼ばれるようになったという島国です。
そのニュージーランドを構成する島の一つ「南島」は、面積15万平方キロメートルで、インドネシアのジャワ島よりも3万平方キロメートルほど大きな島。(日本の本州は面積約22万8千平方キロメートル)富士山に迫る標高3724メートルのアオラキ(マウント・クック)をはじめとする山々が峰を連ねる南アルプス山脈と氷河があり、テカポ湖、ワカティプ湖、マリアン湖、ハウロコ湖、ワナカ湖、プカキ湖といった美しい湖も点在する自然豊かな島で、その雄大で手つかずの大自然を求めて世界中から観光客が訪れます。
写真のオハウ湖はクライストチャーチから車で約4時間、南島の中央部やや南西寄りに位置する湖で、面積は約60平方キロメートルと近隣のテカポ湖やプカキ湖と比べると小さな湖でありながら、その透き通るような美しい水と素晴らしい景観で知られる湖。(南島の湖はどこも同じように美しいですが)
夏の抜けるような爽やかな美しさも必見ですが、冬の夕暮れの透明感あふれる凛とした景色も見ものです。その絶景はひたすらに静かで透明。そこにいるだけで、自分も静かに浄化されていくような素晴らしい気分を味わうことができるのです。