夜のリガ ラトビアの風景

夜のリガ ラトビアの風景雪の降る音さえ聞こえてきそうな、とても静かな冬の夜のリガ ラトビアの風景

12月に入ると(早いところでは11月の半ば過ぎから)ヨーロッパの町では建物や通りにクリスマスの飾りが施され、イルミネーションがきらめき、クリスマスツリーが飾られて、クリスマスシーズン本番を迎えます。一口にヨーロッパといっても、キリスト教の宗派でも大きくカトリック(カソリック)とプロテスタント、正教会の三つに分けられ、さらに地域性などもあって、「クリスマス」の風習や雰囲気なども多少異なるのですが、それでも多くの地域でいつもの町が「クリスマス」らしい景観に様変わりするのに違いはありません。

そして当然のことながらそのピークは25日のクリスマス当日です。日本では「クリスマス」の文字だけが独り歩きしクリスマスイブとクリスマスはお正月の前の「一大イベント」の様相を呈していて、クリスマス当日も社会はほぼいつも通りに動き祝日にもなりませんが、ヨーロッパでは25日はクリスマス、翌26日も聖ステファノの日やボクシングデーとして休日になることが多く、お店や公共交通機関も大方が休みとなるのです。

当サイトでも12月に入ってから、ヨーロッパ各国の「クリスマス・シーズン」の光景、賑やかなクリスマスマーケットや華やかなクリスマス・イルミネーションとクリスマスの街の様子をお届けしてきましたし、実際、ビジネスならともかく、滞在期間を自分で選べる旅行で訪れるのなら、クリスマスより少し前の12月中旬頃の風景、町の雰囲気などはおすすめですが、12月25日、26日のクリスマスと翌日をヨーロッパの町で過ごしてみるのも、経験の一つとして、とくに一人旅の方におすすめです。

クリスマス前の賑やかな町並みとは打って変わった、とても静かな町並み。荘厳な雰囲気さえ漂う、そんな静謐な空気漂うクリスマスのヨーロッパの町を歩いていると、ヨーロッパの文化、キリスト教の文化が今までよりも少しだけ身近に感じられ、少しだけ理解が深まることでしょう。