夜のトゥールーズ ポンヌフの風景 フランスの風景
夜のトゥールーズ ポン・ヌフの風景 フランスの風景 フランス トゥールーズ
印象派の画家の題材となったり、映画の舞台となったパリのセーヌ川に架かる「ポンヌフ」は、新しい橋(フランス語で「Pont」は橋、「neuf」は新しいを意味し、「ポン・ヌフ」で「新しい橋」となる。)という名前に反して、パリに現存する橋で最も古い橋として知られるが、フランス第四の都市「トゥールーズ」を流れるガロンヌ川に架かる石造りのアーチ橋「ポンヌフ」も、パリの「ポンヌフ」同様、古い橋で1543年着工、1632年竣工という、トゥールーズの橋で最も古い歴史を持った橋だ。このトゥールーズのポンヌフは、市内で最も古いというだけでなく、その丈夫さにおいてもパリのポンヌフに似ていて、19世紀末にトゥールーズで起きた大洪水では、市内の他の橋は全部流されてしまったものの、このポンヌフのみが流されずに残ったという逸話もあるのだ。写真はそんなポンヌフの夜の風景を切り取った一枚。建設当時の技術の高さとその歴史の長さを今に伝える橋脚が、街灯の灯りやイルミネーションで鮮やかに照らし出されて美しさを放っている。