冬のリガ ラトビアの冬の夜の風景

冬のリガ ラトビアの風景冬の夜のリガの町並み ラトビアの風景

面積約6.5万平方キロメートル(世界第121位)の国土に約188万6千人の人が暮らすバルト海沿岸の国ラトビア共和国。エストニア、リトアニアと共に「バルト三国」と呼ばれる国の一つで、18世紀にはロシア帝国に、1940年には「ソ連」に占領され、併合されたという歴史を持っていますが1990年に独立を果たしています。2004年には北大西洋条約機構(NATO)と欧州連合(EU)に加盟しており、西側寄りの国となっています。

そんなラトビアの首都リガは、国内の人口の約3分の1にあたる61万人(都市圏だと約102万人)の人々が暮らす都市で、約300ともいわれるアール・ヌーヴォーの建物が点在し世界遺産にも登録されている「リガ歴史地区」を中心に中世の面影が随所に残る町並みには伝統的な建物が数多く並んでおり、その美しさから「バルト海の真珠」とも称されている町です。

北緯56度58分と高緯度にある割には、寒さはそれほど厳しくないともいわれますが、あくまで「緯度」の高さで考えると、という話であり11月下旬頃には氷点下になる日もあり、12月ともなると月の最低気温が氷点下10度近くになります。

写真はそんなリガの冬の夕暮れの風景。ヨーロッパに多いオレンジ色の照明が雪の積もった街に映え、透き通るような美しい輝きを放っています。