ストラスブールのクリスマスの風景 フランスの風景

クリスマス前のストラスブールの風景 フランスの風景クリスマス前のストラスブールの町並み フランスの風景

パリから列車で約2時間(西方向に直線距離でおよそ400キロメートル)、隣国のドイツのフランクフルト空港からもバスで3時間弱(南西方向に直線距離でおよそ170キロメートル)ほどの場所に位置するストラスブールは、人口約28万人ほどの人々が暮らす都市。街の東側にライン川が流れ、古くから交通の要衝として栄えてきた街です。アルザス地方の主要都市の一つであるストラスブールは地政学的にも重要な場所にあり、古くから戦争が起きるたびに被害を受けてきました。そうした歴史を乗り越え、現在は欧州評議会、EU議会の本会議場、欧州人権裁判所などがEUの重要機関が置かれ、「ヨーロッパの首都」とも呼ばれています。

そんなストラスブールのもう一つの顔が「クリスマスの首都」としての顔です。1570年に始まったという歴史あるクリスマスマーケットは市内の10か所以上で開かれていて、その屋台の総数は300以上とも。毎年200万人以上の人が訪れ、伝統ある町のクリスマス・シーズンを賑やかに楽しみます。クリスマスの時期はヨーロッパの都市はその大小に関わらずどこも装飾が施され、カラフルなイルミネーションで彩られますが、ストラスブールのクリスマスはその歴史と伝統も相まって一際素晴らしく輝くのです。