ブダペストのクリスマスマーケット 冬のハンガリーの風景

ブダペストのクリスマスマーケット ハンガリーの風景ブダペスト 聖イシュトヴァーン大聖堂前のクリスマス・マーケット ハンガリーのクリスマス風景

その美しさから「ドナウの真珠」とも呼ばれ称されるハンガリーの首都ブダペスト。ドナウ川を挟んで「ブダ」地区と「ペスト」地区で構成されているこの町は、175万人以上の人々が暮らす大都市であり、中世以前からの長い歴史を持つ古い都市です。ブダペストは政治、経済、文化などにおけるハンガリーの中心都市であるのみならず、ブダ地区とペスト地区を結ぶもっとも有名なくさり橋「セーチェーニ鎖橋」や、ドナウ川の西側にそびえるブダ王宮(ブダ城)、モザイクの屋根と内部のステンドグラスの美しさで知られる「マーチャーシュ教会」、眺望の良さで知られる「漁夫の砦」など、数多くの見どころがある町として国内外から観光客が訪れる指折りの観光都市でもあります。

そんなブダペストの人気観光スポットの一つであり、ハンガリー王国の最初の国王にして後に聖人に列せられた「イシュトヴァーン」を祀る大聖堂が「イシュトヴァーン大聖堂」です。途中まで出来上がったドーム部分が崩落するなどの障害を乗り越えて約50年あまりもの月日をかけて、1905年に完成したというこの壮麗な建物は高さ96メートルと、国会議事堂(ハンガリー国会議事堂)と共に、ブダペストで最も高い建物として知られており、上部のドームからの素晴らしい眺望でも知られています。

写真はその「イシュトヴァーン大聖堂」から見た「イシュトヴァーン大聖堂」前の広場のクリスマス時期の夕方の風景です。カラフルな飴玉のような赤や紫やオレンジや黄色のイルミネーションと街の明かり、遠くの山並みと暮れゆく空のグラデーションの美しさ。ライトアップされて浮かび上がるブダ王宮の壮麗な姿。心にしみる東欧のクリスマスの絶景です。