ウィーンの街並み オーストリアの風景

ウィーンの街並み オーストリアの風景ウィーンの街並み オーストリアの風景

ヨーロッパでも特に美しい町の1つといわれるオーストリアの首都ウィーン。ドナウ川のほとりに位置する人口190万人ほど、EUでも五番目に大きなこの都市は、「音楽の都」「芸術の都」として知られていますが、歴史に詳しい人ならご存じの通り、世界史的に見るとハプスブルク家のオーストリア帝国の帝都として栄えてきたところです。そもそも「ウィーン」は、ドナウ川沿いにヨーロッパに東と西を結ぶルートと、「琥珀の道(琥珀街道)」と呼ばれる北海とバルト海沿岸から、川や陸路を通ってイタリア、ギリシャに至るヨーロッパの南北を結ぶルートの交差する場所に築かれた町。交通の要衝、交易の中継地としての立地もあり、繫栄してきたという歴史があるのです。

そんなウィーンには、ハプスブルク家の宮殿であった「ホーフブルク宮殿」や、14世紀に築かれた「シュテファン大聖堂(シュテファン寺院)」 、同じく14世紀に創立され今も現役の校舎として使用されている「ウィーン大学」のほか、ウィーン国立歌劇場、ブルク劇場など数多くの歴史的建築物があり、町を散策しているだけで素晴らしい建物が目に飛び込んできます。写真はそんなウィーンの街の一角の風景。

ウィーンの旧市街を含む歴史地区は「ウィーン歴史地区」として世界遺産に登録されています。