ヨークルスアゥルロゥン湖とオーロラ アイスランドの冬の風景
アイスランド島の中心から見て、南東の沿岸部に位置する湖が、アイスランドでもっとも大きな湖であり、アイスランドでもっとも有名な湖でもある「ヨークルスアゥルロゥン」です。(「ヨークルスアゥルロゥン氷河湖」「ヨークルサルロン湖」などとも記されます)
最大といっても面積にして18平方キロメートルほどしかないのですが、アイスランドならではの氷と雪と水の絶景を見られることで知られます。特に、湖岸にある氷の塊が、朝や夕方のオレンジ色の光を浴びて透き通りながら輝く風景は幻想的ですらあり、その素晴らしい絶景を見ようと世界中から観光客が訪れるのです。
そして、何よりもこの湖の圧倒的な景色を世界的に有名にした理由は、映画007(美しき獲物たち / ダイ・アナザー・デイ)のロケ地として用いられたことによります。さらにはバットマン・ビギンズなどでも用いられたことにより、その美しくてダイナミックな風景は広く知れ渡りました。
写真はそんな「ヨークルスアゥルロゥン」の上で揺らめくオーロラの風景。オーロラの色やその強さは、太陽からやってくる「太陽風」の速さとエネルギーによって変わるのだそうですが、緑色に見えることが多いオーロラがこのように赤や紫色も混じってカラフルに見えるのはかなりレアな光景なのだそうです。